掲載日:2025年11月17日


今年5月23日、「遠野産米産地協定」を、岩手県遠野市・JAいわて花巻・JA全農いわて・津田物産・おおさかパルコープの5者間で締結しました。



締結式のようす
(左から2人目がパルコープ金津専務理事、中央が多田遠野市長)
なかなか大変な食の時代になっていますが、何があっても大阪のパルコープの皆さんに遠野から美味しいお米をお届けしますのでお待ちください。そして、私たちは生産者も消費者の方も、どちらのほうもしっかりwinwinの関係で成り立つような構造にしていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。


パルコープ・よどがわ市民生協の9月産地訪問のようす
(写真左から3人目が菊池友和さん、4人目がパルコープ吉川監事、5人目がパルコープ奥井理事長、8人目がパルコープ松本理事、9人目が菊池孝全さん)
今年は水不足が深刻でした。そのため地域の皆さんと協力し合い、水を分け合い、なんとか乗り切ることができました。ここ遠野では平地から山手まで田んぼの作付けがあります。温度差があるためその場所にあった品種を作っています。
一生懸命作ったお米が大阪の組合員さんにしっかりお届けできる関係が続くことを期待しています。また組合員さんとの交流もできたらいいなと思います。
菊池さんの田んぼで稲刈り体験をさせていただき、無事に稲刈りができることが農家さんにとってどれだけ感慨深いのかと感じました。遠野市役所にて5者間での情報交換会もあり、農家が安定してお米を作り続けることができ、私たち消費者も安心して食べ続けられる適正価格があり、一時的なものでなく継続されることが大事で、今そのことを考える機会にしなければと思いました。
遠野市市長の多田さん、お米生産者の菊池さんからのメッセージは、産地ビデオレターからもご覧いただけます。
私たちの願いは「国内農業生産の強化を中心とする食料の安定供給の確保」です。
国際情勢の不安定化や世界的な食料需要の増大、気候変動など、食料の安定供給・安定調達をめぐるリスクは高まり続けています。日本の高温多湿な気候風土に適し、連作障害を起こさない水田稲作は、日本の農業において基幹的役割を担ってきました。
米が唯一国内で100%自給可能な穀物として、これからも安定的に生産・供給されるよう、意欲のある担い手への応援を組合員さんと共に進めていきます。